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北京大学Yenching Academyでの1年間 ~実際の経験まとめ~

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Yenching Academyでは実際何ができる...?

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UPDATE: 北京大学燕京学堂(YenchingAcademy)の説明会を日本で開きます!!(現役日本人奨学生による2019年度の説明会としては最終回です!このブログの著者が説明会を行います)f:id:kazukiearth:20191008012551j:plain

日時:2019年10月17日(木) 12:20PM~12:55PM (説明会終了後も質問を受け付けます)

場所:東京大学駒場キャンパス101号館11号室=EAAセミナールーム(構内マップはこちら東京大学 [駒場地区キャンパスマップ(101号館)])

*興味のある方は東大生に限らず気軽に参加しに来てください!

*日本でYenching Academyの現役日本人奨学生が説明会を開くことはかなり稀なのでぜひ!

説明会概要:

中国の大学院に進学したい方やグローバルに活躍したい方、中国に関心のある方を対象に、北京大学大学院燕京学堂(Yenching Academy of Peking University)の説明会を行います。

北京大学燕京学堂は、中国と世界への理解を深めた次世代のグローバルリーダーを養成するために設立された全額支給奨学金修士プログラムです。奨学生は6つの領域(1.政治学/国際関係学2.哲学/宗教学3.文学/文化学4.法律学/社会学5.歴史学/考古学6.経済学/経営学)から専攻を選び、1年半から2年間で中国学(China Studies) の修士号を修めます。毎年125人程ある入学枠は、中国を含む約40カ国からの学生で構成されています。本プログラムの学生は、全額支給奨学金として学費や往復航空券、学生寮、生活費などの支援を受けられることに加え、フィールドトリップなどの豊富な課外活動にも参加することができます。

本説明会では、現役日本人奨学生がプログラムについて説明するとともに、参加者の様々な疑問に直接答えます。説明会での使用言語は日本語(+英語)です。

応募を考えている方はもちろん、関心のある方は是非出席してみてください。

(※東京大学のイベント告知はこちら)

(※北京大学燕京学堂のホームページはこちら)

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(この記事の本文はここから)

自分が中国で所属している北京大学大学院燕京学堂(Yenching Academy: イェンチン・アカデミー)。中国で中国と世界について英語と中国語で学ぶことができる、全額奨学金の「エリート」修士プログラムとして知られています。中国に興味があったり、中国で勉強したい海外の人の間では結構有名で、実際に応募もいっぱいある一方、日本ではまだまだ知名度が低いです。そのため、自分はこれまでこのサイトで、Yenching Academyがどんなプログラムなのかとか、その応募方法などについて書いてきました。今回は、自分がYenching Academyでの1年間を終えて、実際にどのような経験ができたのか共有しておきたいと思います。もちろん、学生によってプログラム内での経験は変わりますが、一方で全く実際の経験についての情報がないと、プログラムに興味があってもなかなかイメージが湧かないと思ったので、まとめることにしました。これまでに日本人の学生はほとんどいなかったので、日本語でのこの情報はかなり貴重です!笑 ぜひ皆さんの参考になると幸いです!

★そもそも北京大学大学院燕京学堂(Yenching Academy)って何?って人は次の記事を参考にしてみてください:

kazukiearth.hatenadiary.jp

★興味があって応募してみたいなーって人は次をどうぞ:

kazukiearth.hatenadiary.jp

北京大学大学院燕京学堂(Yenching Academy)のホームページ:

Yenching Academy of Peking University

 

項目別1年間の経験

授業

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Yenching Academyでの授業とは...

まず、必修科目は通年のものが3科目ありました。中国について理論や実践などで多角的に学ぶものが2つと中国語の授業がありました。

選択科目は2学期で15単位修了しなければなりませんでした。単位の分け方としては、例えば秋学期に8単位(2単位の授業4つ、あるいは、3単位の授業2つ+2単位の授業1つみたいな)とって、春学期に7単位取るみたいな感じです。自分のスケジュールに応じて、人によっては秋学期に一気に10単位終わらせて、春学期は5単位だけにして、いっぱいできた自由時間でインターンなり何かするみたいな人もいます。まあ、とりあえずかなり自由ってことです。自分は、秋学期が7単位(3単位の授業1つ+2単位の授業2つ)で春学期が9単位(3単位の授業1つ+2単位の授業3つ)でした。参考までに、どのような授業を自分が取っていたのかも下に挙げておきます(教授のスケジュールとかでどの授業が実際に開講されるかは、その年によって変わります)。 

2018秋学期

  • 選択科目
    • China's Diplomacy and Global Governance in the New Era (中国の元副外交部長とYenching AcademyのAssociate Deanが教えている授業で、中国外交や中国に関連づけてグローバルガバナンスを学ぶ)
    • Venturing into China: Hands-on Venture Design (北京大学でInnovationとかEntrepreneurshipとかBig Dataを教えている中国人教授による授業で、ビジネスの立ち上げ方などについて包括的に学んで、実際にビジネスプランを作ってピッチする)
    • Chinese Politics & Public Policy (中国の国内政治について包括的に学ぶ授業で、中国人の教授が中国政治の良いことも悪いことも「正直に」話すから面白かった)
  • 必修科目(通年)
    • China in Transition (秋学期は、中国の政治や経済・社会・歴史・文化・環境など様々な分野について、毎回学内外のゲストスピーカーが講義をして、講義の後にはグループごとにプレゼンテーションやディスカッション。視察旅行として6泊7日の西安・咸陽・宝鶏研修)
    • Topics in China Studies Lecture Series (中国の政治や経済・社会・歴史・文化・環境など様々な分野について、毎回学内外のゲストスピーカーが講義)
    • Mandarin (中国人以外の学生は、みんなそれぞれのレベルに分かれて、中国語を学ぶ) 

2019春学期

  • 選択科目
    • Retrospect and Prospect of International Development Cooperation in China (国連などの国際機関で勤務経験が豊富な中国人教授による授業で、中国に関連付けて国際機関や国際援助などについて学ぶ)
    • Social Stratification and Mobility in China (中国の貧困や社会的地位の階層性と変動性について研究している中国人教授による少人数授業で、授業の内容も教授も良かった)
    • The Economic Thinking of Chinese Entrepreneurs (中国人教授による授業で、中国経済や各種経済原理などについて学ぶ)
    • Marxism and the Chinese Experience (アメリカのUniversity of Wisconsin Madisonから来たインド系アメリカ人教授による授業で、マルクスの理論やそれに関連した様々な議論、中国の経験などについて学ぶ)
  • 必修科目(通年)
    • China in Transition (春学期は、各学生が自分の興味分野ごとのグループに分かれ、指導教授とそれぞれの分野を研究し、実際に中国各地で現地調査もする。自分はChina Modelに関するグループで主に中国ラオス鉄道プロジェクトについて研究し、一週間くらい雲南省ラオスの関連地域を現地調査した。現地調査の行き先は各グループが自由に決められた)
    • Topics in China Studies Lecture Series (中国の政治や経済・社会・歴史・文化・環境など様々な分野について、毎回学内外のゲストスピーカーが講義)
    • Mandarin (中国人以外の学生は、みんなそれぞれのレベルに分かれて、中国語を学ぶ)

ちなみに、自分は政治学と国際関係学専攻でしたが、Yenching Academyでは基本的にはどの専攻でも好きな授業が取れます。専攻が影響するのは、修士論文を書くときに、自分の専攻とあった指導教授を選んで、その分野で論文を書かなきゃいけないということだけです。修士論文は英語でも中国語でも、自分の好きな言語で書けます。

授業の種類としては、Yenching Academyが開講しているものに加えて、北京大学大学院が開講している授業もものによっては取ることができます。自分がいた時は、北京大学大学院の国際関係学院や政府管理学院、光華管理学院などが開講している一部授業が取れました。ほとんどの授業の言語は英語ですが、中国語で開講されている授業もいくつかあるし取れます。

授業の評価は、授業や学生によって結構まちまちで、良いものもあれば悪いものもあるって感じです笑。ただ、Yenching Academy自体そこまで学術色が強いプログラムではないので、めちゃくちゃ専門的にがっつり勉強したいって人にとっては、物足りない部分もいろいろあるかも知れません。 

フィールドトリップ(視察旅行)

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フィールドトリップで中国各地を訪問!

Yenching Academyでは、ただ教室内で中国について学ぶ座学だけではなく、実際に中国各地に行って様々な側面を見て、聞いて、話して、学ぶフィールドトリップ(訳すなら視察旅行という名の無料旅行!!笑)がすごく充実していました。プログラムのみんなが強制でまとまって行ったのは6泊7日の西安・咸陽・宝鶏研修だけでしたが、他にも多くの選択科目が学生をフィールドトリップに連れて行ってました。もちろん、それぞれの履修科目などによってフィールドトリップに行けた回数は変わりますが、みんな最低でも西安・咸陽・宝鶏研修とChina in Transitionという授業でグルーブごとに行く現地調査の2回はフィールドトリップに行っています。自分はたまたまラッキーで、プログラムの中でも1番多くフィールドトリップに行っている方でした。覚えているだけでも、1年間を通じて合計で14回、43日間ものフィールドトリップに行きました。それぞれの場所で様々な興味深い場所を訪れさせてもらうことができ、すごく勉強になった経験でした。ただの学生をしているだけでは行けなそうな場所に行けたり、会えなそうな人たちにも会えたり、できなそうなこともできたので、本当に良かったです。あと、各地で素晴らしい名所を見たり、美味しい料理を食べたり、良いホテルに泊まったりもできました。参考までに、思い出せるだけ自分が参加したフィールドトリップがどんなものだったのかも載せておきます。これが全部無料ってやばいですよね。。。ちなみに、以下のフィールドトリップ以外にも、これまでには四川省貴州省などに行ったフィールドトリップもありました。

2018年秋学期

  • 西安/咸陽/宝鶏(6泊7日=プログラム全体のフィールドトリップ)
  • 杭州/义乌/宁波/温州(5泊6日)
    • 訪問先
      • 2016年G20杭州サミットの会場
      • アリババ
      • 霊隠寺という約1700年の歴史を持つ有名な寺(特別に?寺の内側に泊まらせてもらって、朝のお祈りにも参加)
      • ロボットを駆使した先進的な物流拠点
      • 4Dアミューズメント施設を運営する会社(この会社の若手起業家と座談会をして、4Dアミューズメントマシーンを体験)
      • 宁波のランドポート
      • 义乌国際市場
      • 义乌アーバンプランニング・エキシビションセンター
      • 有名なシルク製品の会社とそのシルク文化博物館(綺麗なシルクのスカーフをみんなにくれた)
      • 世界的ストロー企業とそのストロー博物館
      • 社会福祉地域センター
      • 温州商学院(講義+現地学生との交流)

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フィールドトリップで行ったG20杭州サミット会場

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フィールドトリップで行ったロボット物流拠点
  • 杭州/乌镇(2泊3日)
    • 訪問先
      • 先進ロボット技術エキスポセンター(様々な先進的なロボットを見学)
      • イノベーションパーク(確かアリババとかも出資して作った、スタートアップとかを集めたり輩出しようとしてる地区)
      • 先進技術を使った農業企業
      • 世界インターネットカンファレンスが開催される国際会議場
      • 乌镇の水郷の古い街並み
  • 広州/深圳(2泊3日)
    • 訪問先
      • 中国アフリカ間貿易/Eコマース企業
      • 広州のアフリカ人コミュニティとアフリカ関連のドキュメンタリーを作った人
      • 広州の旧租界地
      • 広州タワー
      • 暨南大学(Jinan University)
      • 深圳中心部の公園

2019年春学期

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フィールドトリップで行った敦煌
  • 大同(3泊4日)
    • 訪問先
      • 大同政府?の人との会談
      • 農村部の「トイレ革命」と開発状況
      • 懸空寺(断崖絶壁に建てられたすごい寺)
      • 雲崗石窟
      • 歴史博物館
      • 大同の新たに開発された公園
      • 大同の城壁
  • 上海(1泊2日)
    • 訪問先
      • New Development Bank(BRICS Bankとも言われる新開発銀行で、総裁と会談)
      • 豫園
      • バンド
  • 北京(1泊2日)
    • 訪問先
      • 北京郊外の農村(農村の開発状況や生活などを視察)
      • 万里の長城
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • AIIB
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • 京東(アリババと争っている超巨大Eコマース企業)
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • 地図情報とか扱っている企業(=Nav Info)
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • Great Canal Museum(北京から杭州までつながる巨大運河に関する博物館)

ゲストスピーカー講演

Yenching Academyや北京大学にいると、1年間通じて授業内外でかなり多様なゲストスピーカーの話を聞く機会がありました。色々な面白い人の話が聞けて勉強になったし、楽しかったです。いっぱいありすぎて覚えていないものばかりですが、思い出せるものだけ列挙してみます。

各種イベント

Yenching Academyや北京大学、北京には様々なイベントが溢れていました。常に色々なイベントなどの情報が入っていくるので、どれに参加するかを決める取捨選択と自分の時間の確保がとても大変でした笑。特にYenching Academyの学生は、積極的に様々なイベントを企画する人が多く、自分も日本関連のイベント(新年会とかお花見)や日中交流会的な集まりを開いていました。あと、Yenching Academyの非常に重要な公式イベントとしてYenching Global SymposiumとYenching Social Innovation Forumというものがありました。どちらも世界中から集まった非常に競争的な応募者の中から選ばれた人だけを北京に無料で招聘して数日間行われるイベントです。参加者はみんな中国に何らかの形で接点がある人たちばかりで、とても勉強になるとともに面白かったです。以下に覚えているものだけ少し挙げておきます。

その他

他にも色々な出来事があって、色々な経験をしたのですが、有りすぎて書き切れないし、覚えてないものもあるから、とりあえず思いついたものを書いておきます。色々な機会があるんだなーっていう参考にはなると思います笑。

  • リーダーシップ・ワークショップ(デザイン思考と社会課題に対する解決策の模索・立案・提案を学ぶ7週間のワークショップ)
  • プリンストン大学の米中関係シンポジウムでアメリカ訪問(5日間)
  • 南京への研究訪問
  • 北京郊外の村への旅行 
  • 桂林・深圳への旅行
  • 東南アジア旅行
  • テレビ出演
  • Yenching Academy新年の挨拶のビデオ出演
  • 研究/取材記事の執筆(メディアでの出版はまだ成功せず)
  • 日英中の翻訳手伝い
  • 安倍晋三首相の北京大学訪問(会ってはないです)
  • キッシンジャー北京大学訪問(会ってはないです)
  • Yenching Academyのイベントでダンスパフォーマンス
  • などなど...

まとめ

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Yenching Academy第4期生

このように書き出してみると、1年間で本当に色々なことが経験できました。どれもすごく良い経験になったし、多くのことを学べたので、自分にとってYenching Academyは最高の場所でした。ただ、その色々あった中でも一番良かったのは、間違いなくYenching Academyにいる「人」でした。特に、1年間全てを共にしてきたクラスメイトは良き仲間であり、良きライバルでもあります。学業の面で優秀なだけではなく、様々なことに挑戦している面白い人たちがいっぱいいました。みんな「すごい」組織と関わっていたり、「すごい」ことをしていたり、「自分にとって新鮮なこと」に挑戦していたりして、すごく刺激を受けたし、考え方や見える世界も広がりました。色々な刺激をくれて尊敬させられる仲間に囲まれていることはすごく幸せなことでした。また、Yenching Academyにはみんなが常に色々な形で交流や協力をしているコミュニティがあったことも良かったです。もちろん、何かしら問題があったこともあるし、まだまだ改善されるべき所が沢山あるプログラムではあります。ただ、自分がした数多くの有意義な経験を考えると、それでももっと色々な人たちに自信を持ってオススメできるプログラムです。日本人には非常に重要なプログラムだし、特に、中国やアジア・世界に興味がある/もっと色々なことに挑戦してみたい人達にはすごくオススメです!

最後に、自分が良かったなーと思ったことについて軽くまとめておきます。

  • 中国については内側から色々なことが学べた
    • 中国は色々な意味で非常に多様な国です。すごく先進的な面もあれば、まだまだ遅れている面があったり、すごい富裕層もいれば、すごい貧困層もいたり、同じ国の中でもすごく多様な民族・文化・言語・地理があったりと、「中国」という国を理解するのは容易ではありません。中国に対する議論や評価もとても多様で、いつどこで誰と何を話すか次第で、結構違ったものになることがあります。自分はこれまでも日本やアメリカという「外側」で中国について学んだことがあったので、今回、中国の「内側」からも学べたことは非常に良かったです。ちなみに、中国について学ぶことにはジレンマがあると感じています。どういうことかというと、中国を学ぶのに外側から学ぶのは、結構外側での議論や認識が中国の現実と乖離することもあったりして難しいです。一方で、内側から学ぶのも結局様々な情報は不透明で言論の自由も不完全なので難しいです。ただ、それでも中国の内側で実際に自分で様々なものを見たり、中国人と議論することは、中国をより理解しようとする上ではとても重要です。そういった意味で、自分も中国で内側から学ぶことで様々な発見や学びがあったのでとても良かったです。
  • 中国だけではなく世界中のことも学べた
    • Yenching Academyは「China Studies=中国学」を専攻するプログラムなので、もちろん中国に関することは色々勉強しました。一方で、クラスメイトは40カ国以上から来ているので、常に中国や日本、世界中の他の国について考えさせられると共に、学ぶことができました。授業や生活、遊びなど、様々な場面で自分たちの共通点や違う点に気づかされて、世界や国際的な環境での立ち振る舞い方などもより理解できました。こんなに国際的な環境はなかなかないと思うので、とても良い経験になりました。
  • 非常に優秀かつ「面白い」仲間たちに出会えた
    • 既に上にも書きましたが、Yenching Academyには様々なことに挑戦しているとても面白い人たちがいっぱいいました。いつも新たな気付きや刺激をくれて、尊敬できる仲間を持つことができたのは、何よりも財産になりました。
  • Yenchingというとても良いコミュニティに入れた
    • 上のものに少し被りますが、Yenching Academyにはいわゆる「フーチャー・グローバル・リーダー」になることが期待されている優秀な人たちが集まるので、そのような人たちと仲間として強い関係を持っていることは、将来的に様々な場面でお互いに有益になってくると思います。日本では「コネ」というと、どちらかというと消極的なイメージがあるかもしれませんが、実際は国際的な環境など様々な場面で、誰かとの「コネ=つながり・関係」が非常に重要です。自分はこれからも様々なことに挑戦していきたいと思っているので、Yenching Academyというコミュニティに入れたことはとても良かったです。また、中国に関わることをしていきたいと思っているので、中国にかなり通じた国際的なコミュニティであるYenchingはとても重要です。
  • かなり恵まれた環境を享受できた
    • Yenching Academyはエリートプログラムとされるだけあって、自分たちYenching Scholarはかなり好待遇を享受することができました。例えば、全額奨学金なので海外で修士を取るのに全くお金がいらないし、中国各地を様々なフィールドトリップで学ばせてもらえたし、忙しすぎない環境で様々なことを経験できたりしました。また、1年目に卒業に必要な単位を全て修了した後も、希望すれば奨学金を継続的にもらいながら「ある意味全てが自由時間の中国2年目」という選択肢があることも、すごく貴重です。つまり、2年目は修士論文を書き終えなきゃいけないだけという中で、生活費や住居、中国ビザ、学術関連費・語学学習費(選考通れば)などがもらえます。なので、学生が自由に語学を勉強したり、研究したり、インターンをしたり、何かしらプロジェクトをしたりできます。こんな環境はかなり恵まれているし、有効活用しなきゃいけないなと思っています。
  • 自分の道/興味分野がよりはっきりした
    • Yenching Academyに行く前は、興味のあるものが多すぎたりして進路についてあまり見えていなかったですが、向こうで多くのことを経験して学ぶ内に、自分がしたいことがよりはっきりしてきました。これは、自分がこれから社会に出て行く上でとても重要なことなので、本当に良かったと思っています。 

すごく長くなりましたが、Yenching Academyでの経験がどのようなものになるか、なんとなくわかってもらえましたかね?もし面白そうだなーと思ったら、ぜひ挑戦してみてください!すごく面白いですよ!

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すごくキレイな北京大学キャンパス内