Kazuki.earth

無料でなんでも相談にのります!!!(誰でもOK)

コロナ禍から抜けつつある今でもいつでも歓迎です!

(2023年8月現在)(終了予定なし)

 

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新型コロナウイルスで日本の学校が休校になったとき、何か自分でも学生をお助けできないかなと考えた結果、無料なんでも相談をはじめました。

最近では多くの学校が再開になり、少しずつ外での活動ができるようになってきましたが、それでも自分に何か相談したい人のためにこのチャンネルは残すことにしました!

誰でも、どんな相談でも、大歓迎です!

特に、中国、留学、旅、勉強、語学、インターン、資格などについて聞きたいことがあれば気軽にどうぞ!(他のことでも全然OKです)

詳しくは上の画像を見てみてください。

また、周りに興味のありそうな人がいればぜひシェアしてください!

 

それでは〜

 

 

連絡先

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北京大学Yenching Academyでの"2年目"について ~豊富な支援と最大限の可能性/自由~

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あなたはYenching Scholarになったら何がしたい?

 

 

北京大学大学院燕京学堂 日本向け説明会のお知らせ(2023/9/9(土)21:00-22:00)】

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(記事のはじまり)

*この記事はYenching Academy(北京大学大学院燕京学堂)に在籍する2年目の著者が、「Yenching Academyだと2年目にこんなこともできるんですよー/2年目には自分次第ですごい可能性と自由がありますよー」ということを紹介するために書いたものです。

私はまだ2年目の途中の段階でこの記事を書いているので、2年目がしっかりと全て終わり卒業した後にはまた改めて2年目の経験についてまとめた記事を出します。

 

Yenching Academyの概要

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Yenching Academy(北京大学大学院燕京学堂)は約40ヵ国から集まった"Future Global Leaders"がそれぞれの専攻に特化しながら中国学を学ぶ全額奨学金修士プログラムです。

*どんなプログラムか詳しく知らない/知りたい人は次の記事に詳しくまとめたので見てみてください:

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Yenching Academyの"2年目"とは

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Yenching Academyに数々ある特徴の一つが、中国の大学院では修士号の取得が普通2-3年はかかるにも関わらず、Yenching AcademyではYenching Academyでの滞在が1年間だけで修士号を取ることができるという点です。そのため、表向きには「1年間の修士プログラム」として売り出しています。

しかし、厳密に言うと北京大学Yenching Academyに実際に滞在しなければならない最短の期間が1年間という修士プログラム」です。つまり、1年間で卒業に必要な単位を全て取ることはできますが、プログラムの構造上、卒業に必要な修士学位審査(Thesis Defense)を1年目では受けることができないので、1年間で卒業することもできません。そのため、1年間で単位を取り終えた後は北京あるいは他の都市や国で何をしていても大丈夫ですが、それと同時に修士論文を書き終え、北京大学で直接あるいは自分のいる場所からスカイプ修士学位審査を受ける必要があります。最短で修士学位審査を受けることができるのが入学から1年半後なので、最短で修士号を取って卒業できるのも入学から1年半後となります。入学から1年半というのは「最短」なので、2年かけて卒業ということももちろんあります。そのため、「1年間の修士プログラム」という表現は非常に誤解を招きやすいものではあります...

要するに、北京大学Yenching Academyは1年半から2年間で卒業できる修士プログラムで、その内訳は1年目は北京で授業を履修し、1年目以降は好きな国や都市で好きなことをしながら半年から1年間で修士論文を仕上げて卒業するといった感じです。

このシステムのすばらしい点は、"2年目"も1年目と同等かそれ以上の支援(奨学金=学費・生活費・住居・ビザなど)を現役学生として受け続けられることです。そして、何よりも大事なのは、それらの豊富な支援とともに半年から1年間の完璧に自由な時間があるということです(もちろんその期間内で修士論文を仕上げる必要がありますが)。

そうすると、学生たちは修士論文だけではなく学内外で多様な活動に取り組むことができます。例えば、高度な研究に取り組む人や、世界や中国の様々な組織で働いたり/インターンしたりする人、北京大学の交換留学プログラムで他の国へ留学に行く人、中国語プログラムに参加してもっと中国語を勉強する人、他のアカデミック・プログラムへと進む人、自分のプロジェクトなどをする人などがいます。しかも、北京にとどまる人も半分前後になり、他の人は中国の他の都市や世界中に散らばります

海外の大学院でかなり手厚い支援を受けて金銭面など何も心配する必要がない中で、これだけの可能性と自由を得られるのは相当ありがたいことです!また、2年目も中国に残る場合は、ビザがあるにも関わらず学校も仕事もない完全自由状態というかなり貴重な状態になります(中国にいる外国人はふつう就労ビザが留学ビザなどで滞在しているので、学校や仕事に行くなどの"しなければならないこと"があり、Yenching Academyでの2年目ほどの自由は絶対にありません)。

これが私がYenching Academyをすごくおすすめする理由の一つでもあります。2年目にただ支援をもらって遊んでしまっているようでは意味ないですが、何か自分が主体的に取り組んでみたいことがある人にとっては最高の半年から1年間になると思います。

 

著者のYenching Academy"2年目"

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私はYenching Academyから2年間で卒業することに決めました。そのため、Yenching Academyでの2年目には約1年間の自由時間があることになります(ただし修士論文の執筆はあり)。

その時間を使って何をするか熟考した私は、最終的に「ミドルキングダムの冒険/Middle Kingdom Adventure」というプロジェクト名のもと中国全ての省と全ての世界遺産を旅することにしました。期間は約200日間!

目的は中国を訪れる日本人を増やして日中間の相互認識を深化・改善することです。そして、最終的にはアジアにおける持続可能な平和を構築することが目標です。

そのために、Yenching Academy2年目は中国各地を転々としながらウェブサイトやYouTube、各種SNSなどで様々な発信をしています。

なぜ旅をするプロジェクトが日中間の持続可能な平和につながると考えるのかや、実際にどのようなことをしているのかなどはプロジェクトのために立ち上げたウェブサイト「ミドルキングダムの冒険」の「About(下のリンク)」にて詳しく説明しているので、ぜひそちらをのぞいてみてください! 

middle-kingdom.com

 

あと、「ミドルキングダムの冒険」を始めた初期に、プロジェクトの自己紹介的な感じで作ったビデオもあるのでそのリンクも貼っておきます!

www.youtube.com

 

その他プロジェクト関連のリンク:

ウェブサイト:ミドルキングダムの冒険

YouTubeミドルキングダムの冒険 - YouTube

Instagramhttp://instagram.com/middle.kingdom.adventure

TwitterKAZUKI@Middle Kingdom (@kingdom_middle) | Twitter

FacebookMiddle Kingdom Adventure - ホーム | Facebook

Weibo:Kazuki_一骑大冒险(アカウント名)

 

今回、Yenching Academyでは豊富な支援のもと自分次第でどんな活動にも挑戦できるということが知ってもらえたら幸いです!!

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【なんでも相談のってます】 ↓↓↓

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#中国留学 #YenchingAcademy #SchwarzmanScholar #海外留学 #奨学金

 

 

 

【メディア掲載:日経ビジネス】「知中派」グローバルリーダーを世界に

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(記事のはじまり)

日経ビジネスオンラインに『「知中派」グローバルリーダーを世界に』というYenching Academy(北京大学大学院燕京学堂)に関する記事が掲載されました(2019年11月13日)。

日本の大手メディアよるものとしはおそらく初めてのYenching Academyに関する記事です。

Yenching Academyに関心のある方は、ぜひそちらもチェックしてみてください!

 

business.nikkei.com

 

ちなみに記事の題名にもなっているように、Yenching Academyは中国への理解や経験を深めたいわゆる知中派のようなグローバルリーダーを養成する場所であって、中国のための親中派をつくるという場所ではありません

中国の大学のプログラムとしては、もちろん自国に来た留学生たちに中国のことを好きになってほしいでしょうが、他の国から来た学生たちは自由に学び自由に思考するので、そんなに単純ではありません。

少なくとも、自分が知る限りYenching Academyには親中派という言葉が当てはまるような人は思い浮かびません。逆に、反中とは少し違うものの、中国の様々な面に批判的なことを言う人はいっぱいいます。

強いていうならば、中国について好きなところも嫌いなところもあるし、良い面も悪い面も理解している/理解しようとしている学生が多いかもしれません。

また、もしも誰かのプロパガンダのようなものがあったとしても、それをそのまま受け入れて洗脳されるようなことは考えられないし、批判的思考でいろいろと考えると思います。むしろ、「そんなプロパガンダ/主張があるんだ」ということを直接目の当たりにして学ぶ良い経験にする人も多いでしょう。

 

とにかく、Yenching Academyは中国と世界について多様な側面から学びたい人にとってはすごくおすすめなプログラムです!

 

Yenching Academyに関する記事のリンク集:

kazukiearth.hatenadiary.jp

 

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#中国留学 #YenchingAcademy #SchwarzmanScholar #海外留学 #奨学金

Observing the Sino-Japanese relations from Nanjing on the ‘most anti-Japanese day’ ~Are the relations really improving?~

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The National Memorial Ceremony for the Nanjing Massacre in Nanjing

In 2018, there were a lot of events to commemorate the 40-year anniversary of the Treaty of Peace and Friendship between Japan and China. Sino-Japanese relations have long been in a period of severe hostility as a result of territorial disputes, which have heated up since 2012. However, the relationship has seen recent improvement, especially with the ‘friendly atmosphere’ brought about by the 40-year anniversary of the Treaty. For example, Chinese Premier Li Keqiang and Japanese Prime Minister Shinzo Abe both made a state visit to each country respectively in May and October 2018 for the first time in the last 7 years.In June 2019, Chinese President Xi Jinping also made a very first visit to Japan for the G20 Osaka summit. While Japan and China have been focusing on the topics they can cooperate on and have signed various agreements in the fields of politics, economy and society, Sino-Japan tensions over their fundamental disputes such as territorial and historical issues are still existing, and the progress made on them has been very limited. For example, the Chinese coast guard still has been active around the contested territory in the East China Sea and there have been frequent confrontations with the Japanese coast guard over there. Although Sino-Japan relations are very likely to keep improving in 2019 and beyond,in the absence of efforts to solve these deep-rooted issues, their relations’ improvement will only remain on the surface and inherently unstable.

At the end of such a remarkable year, 2018, for Sino-Japan relations, the ceremony I visited was not about celebrating Sino-Japan relations, but about one of the persistent issues which could continue to undermine relations. I visited the National Memorial Ceremony for the Nanjing Massacre in Nanjing to see the situation and its implications for the Sino-Japan relations. 

In order to commemorate the Nanjing Massacre, the National Memorial Ceremony is held in its namesake city every year on December 13, the same day that Nanjing fell into the hands of Imperial Japan in 1937. The ceremony was just regional before, but scaled up to the national level as the Chinese National People’s Congress set the date as a “National Memorial Day” in 2014. At ostensibly the least welcoming timing for Japanese people to go to Nanjing, however, I walked around Nanjing, visited several war-related places, and interviewed both Chinese and Japanese people.

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All the traffic at the central Nanjing stopping and people bowing to pay tribute to the victims at 10am on December 13, 2018

 

The morning in Nanjing on December 13 was just an ordinary one with commuters. However, once it turned 10am, everything stopped and only the air defense warning sirens were wailing, reminding anyone in the city of the tragedy. People were bowing to pay tribute to the victims and cars were echoing with the sirens by sounding a horn. That was the beginning of the memorial day and the National Memorial Ceremony which brought approximately eight thousand people together at the Nanjing Massacre Museum. As the ceremony is an important national event, central government high officials also attend. Xi attended the 2017 ceremony in commemorating the 80-year anniversary of the massacre, although he did not give a speech. On the other hand, there was no top official attending the ceremony in 2018. The highest profile person sent from the government was Mr. Wang Chen, the Vice Chairman of the Standing Committee of the National People’s Congress. Mr. Wang gave a speech in the ceremony and mentioned Japan by saying “Japanese invaders caused a horrific Nanjing Massacre.” However, the tone of the speech was relatively calm and moderate, especially characterized by remarks such as, “this year is the 40-year anniversary of signing the Treaty of Peace and Friendship between Japan and China” and “stable development of Sino-Japan relations match for mutual benefits and the relations greatly matter to the region and the world.” Thus, a Japanese journalist who reported the ceremony from Nanjing concluded, “this year’s ceremony was boring.” This implies that the atmosphere between Japan and China is not so hostile anymore and Sino-Japan relations are in the process of improving. Also, given the fact that Xi stayed silent in the 2017 ceremony and all other ‘friendly’ events between Japan and China in 2018 and 2019, it is clear that China is at least trying not to raise tensions with Japan and seeking a more cooperative and friendly relationship.

Even though China’s official level attitude toward Japan seemed progressive from the ceremony, a key signifier in how relations are progressing is the atmosphere in Nanjing and Chinese civilians’ feeling on Japan. I first tried to understand them from the train station right next to the Nanjing Massacre Museum, the Yunjinlu station. The station was interestingly equipped with huge walls where anyone can write their messages related to the history and there were hundreds of people from wide generation writing their thoughts. As Nanjing is typically portrayed as ‘the most anti-Japanese city in China’ by Japanese people due to the history, I expected to find Japan-related messages like 日本鬼子(literally translating as  “Japanese Devil”) and carefully checked the entire walls for such messages. However, there was no message related to Japan. Most of what I found was the likes of “World Peace”, “Never forget national humiliation”, and “Strong China.” This was so surprising that I asked about this in the interviews with local Chinese and Japanese people. Answers were always similar, saying, “Nanjing just hopes for peace.” I also found the message saying, “What we have to remember is the history, not the hatred.” Based on the messages on the walls and the interviews, it was obvious that there was not as strong anti-Japanese sentiment as expected in Nanjing; the overall atmosphere was calm and it was hard to find anti-Japanese sentiment at least on a civilian level.  On the other hand, there was an old couple who pointed out the message and said, “What we have to remember is not only the history, but also the hatred.” It’s also true that people in Nanjing have a special feeling on the Massacre and can never forget that. Nonetheless, there is no significant progress to promote civilian level reconciliation between Japan and China.

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Chinese youth writing a message on the walls at the Yunjinlu station, Nanjing

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Chinese youth writing a message on the walls at the Yunjinlu station, Nanjing

 

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The Yunjinlu station filled up with the history-related messages in Nanjing

 

The observed overall calm atmosphere in Nanjing and many cooperative agreements made between Japan and China in 2018 and 2019 indicate that the Sino-Japan relations are improving and on good track for further improvement. Abe and Xi also pledged to move Sino-Japan relations from “competition to cooperation” in a 2018 Beijing summit. However, unfortunately, such improvement is only on the surface; their fundamental issues, including territorial and historical disputes, are left unchanged without any solution since the end of World War II. The current situation’s difference from 2012 is basically only whether Japan and China talk about the territorial issue or not. Therefore, even if the Sino-Japan relations ‘improved' from a high-level point of view, it indeed remains unstable and could easily result in an accidental clash over their fundamental and unresolved issues. In the past, shelving these issues may have offered some improvement to Sino-Japan relations and promoted further cooperation. However, in the time when Sino-Japan relations are expected to get even more confrontational, it is dangerous for them to leave fundamental issues unsolved. Ultimately, to build a sustainable relationship between Japan and China, they cannot continue to ignore their deeper issues, but have to face each other to meet key commitments in tackling them. Such attitude is necessary for ‘real peace and friendship’ between Japan and China.

www.youtube.com

 

 

北京大学Yenching Academyでの1年間 ~実際の経験まとめ~

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Yenching Academyでは実際何ができる...?

 

 

北京大学大学院燕京学堂 日本向け説明会のお知らせ(2023/9/9(土)21:00-22:00)】

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(記事のはじまり)

自分が中国で所属している北京大学大学院燕京学堂(Yenching Academy: イェンチン・アカデミー)。中国と世界について英語で学ぶことができる全額奨学金の「エリート」修士プログラムとして知られています。中国に興味があったり、中国で勉強したい海外の人の間では結構有名で実際に応募もいっぱいある一方、日本ではまだまだ知名度が低いです。そのため、自分はこれまでYenching Academyがどんなプログラムなのかとか、その応募方法などについて書いてきました。

今回は、自分がYenching Academyでの1年間を終えて、実際にどのような経験ができたのか共有しておきたいと思います。もちろん、学生によってプログラム内での経験は変わりますが、一方で全く実際の経験についての情報がないと、プログラムに興味があってもなかなかイメージが湧かないと思ったので、まとめることにしました。これまでに日本人の学生はほとんどいなかったので、日本語でのこの情報はかなり貴重です!笑 ぜひ皆さんの参考になると幸いです!

★そもそも北京大学大学院燕京学堂(Yenching Academy)って何?って人は次の記事を参考にしてみてください:

kazukiearth.hatenadiary.jp

★興味があって応募してみたいなーって人は次をどうぞ:

kazukiearth.hatenadiary.jp

北京大学大学院燕京学堂(Yenching Academy)のホームページ:

Yenching Academy of Peking University

 

項目別1年間の経験

授業

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Yenching Academyでの授業とは...

まず、必修科目は通年のものが3科目ありました。中国について理論や実践などで多角的に学ぶものが2つと中国語の授業がありました。

選択科目は2学期で15単位修了しなければなりませんでした。単位の分け方としては、例えば秋学期に8単位(2単位の授業4つ、あるいは、3単位の授業2つ+2単位の授業1つみたいな)とって、春学期に7単位取るみたいな感じです。自分のスケジュールに応じて、人によっては秋学期に一気に10単位終わらせて、春学期は5単位だけにして、いっぱいできた自由時間でインターンなり何かするみたいな人もいます。まあ、とりあえずかなり自由ってことです。自分は、秋学期が7単位(3単位の授業1つ+2単位の授業2つ)で春学期が9単位(3単位の授業1つ+2単位の授業3つ)でした。参考までに、どのような授業を自分が取っていたのかも下に挙げておきます(教授のスケジュールとかでどの授業が実際に開講されるかは、その年によって変わります)。 

2018秋学期

  • 選択科目
    • China's Diplomacy and Global Governance in the New Era (中国の元副外交部長とYenching AcademyのAssociate Deanが教えている授業で、中国外交や中国に関連づけてグローバルガバナンスを学ぶ)
    • Venturing into China: Hands-on Venture Design (北京大学でInnovationとかEntrepreneurshipとかBig Dataを教えている中国人教授による授業で、ビジネスの立ち上げ方などについて包括的に学んで、実際にビジネスプランを作ってピッチする)
    • Chinese Politics & Public Policy (中国の国内政治について包括的に学ぶ授業で、中国人の教授が中国政治の良いことも悪いことも「正直に」話すから面白かった)
  • 必修科目(通年)
    • China in Transition (秋学期は、中国の政治や経済・社会・歴史・文化・環境など様々な分野について、毎回学内外のゲストスピーカーが講義をして、講義の後にはグループごとにプレゼンテーションやディスカッション。視察旅行として6泊7日の西安・咸陽・宝鶏研修)
    • Topics in China Studies Lecture Series (中国の政治や経済・社会・歴史・文化・環境など様々な分野について、毎回学内外のゲストスピーカーが講義)
    • Mandarin (中国人以外の学生は、みんなそれぞれのレベルに分かれて、中国語を学ぶ) 

2019春学期

  • 選択科目
    • Retrospect and Prospect of International Development Cooperation in China (国連などの国際機関で勤務経験が豊富な中国人教授による授業で、中国に関連付けて国際機関や国際援助などについて学ぶ)
    • Social Stratification and Mobility in China (中国の貧困や社会的地位の階層性と変動性について研究している中国人教授による少人数授業で、授業の内容も教授も良かった)
    • The Economic Thinking of Chinese Entrepreneurs (中国人教授による授業で、中国経済や各種経済原理などについて学ぶ)
    • Marxism and the Chinese Experience (アメリカのUniversity of Wisconsin Madisonから来たインド系アメリカ人教授による授業で、マルクスの理論やそれに関連した様々な議論、中国の経験などについて学ぶ)
  • 必修科目(通年)
    • China in Transition (春学期は、各学生が自分の興味分野ごとのグループに分かれ、指導教授とそれぞれの分野を研究し、実際に中国各地で現地調査もする。自分はChina Modelに関するグループで主に中国ラオス鉄道プロジェクトについて研究し、一週間くらい雲南省ラオスの関連地域を現地調査した。現地調査の行き先は各グループが自由に決められた)
    • Topics in China Studies Lecture Series (中国の政治や経済・社会・歴史・文化・環境など様々な分野について、毎回学内外のゲストスピーカーが講義)
    • Mandarin (中国人以外の学生は、みんなそれぞれのレベルに分かれて、中国語を学ぶ)

ちなみに、自分は政治学と国際関係学専攻でしたが、Yenching Academyでは基本的にはどの専攻でも好きな授業が取れます。専攻が影響するのは、修士論文を書くときに、自分の専攻とあった指導教授を選んで、その分野で論文を書かなきゃいけないということだけです。修士論文は英語でも中国語でも、自分の好きな言語で書けます。

授業の種類としては、Yenching Academyが開講しているものに加えて、北京大学大学院が開講している授業もものによっては取ることができます。自分がいた時は、北京大学大学院の国際関係学院や政府管理学院、光華管理学院などが開講している一部授業が取れました。ほとんどの授業の言語は英語ですが、中国語で開講されている授業もいくつかあるし取れます。

授業の評価は、授業や学生によって結構まちまちで、良いものもあれば悪いものもあるって感じです笑。ただ、Yenching Academy自体そこまで学術色が強いプログラムではないので、めちゃくちゃ専門的にがっつり勉強したいって人にとっては、物足りない部分もいろいろあるかも知れません。 

フィールドトリップ(視察旅行)

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フィールドトリップで中国各地を訪問!

Yenching Academyでは、ただ教室内で中国について学ぶ座学だけではなく、実際に中国各地に行って様々な側面を見て、聞いて、話して、学ぶフィールドトリップ(訳すなら視察旅行という名の無料旅行!!笑)がすごく充実していました。プログラムのみんなが強制でまとまって行ったのは6泊7日の西安・咸陽・宝鶏研修だけでしたが、他にも多くの選択科目が学生をフィールドトリップに連れて行ってました。もちろん、それぞれの履修科目などによってフィールドトリップに行けた回数は変わりますが、みんな最低でも西安・咸陽・宝鶏研修とChina in Transitionという授業でグルーブごとに行く現地調査の2回はフィールドトリップに行っています。自分はたまたまラッキーで、プログラムの中でも1番多くフィールドトリップに行っている方でした。覚えているだけでも、1年間を通じて合計で14回、43日間ものフィールドトリップに行きました。それぞれの場所で様々な興味深い場所を訪れさせてもらうことができ、すごく勉強になった経験でした。ただの学生をしているだけでは行けなそうな場所に行けたり、会えなそうな人たちにも会えたり、できなそうなこともできたので、本当に良かったです。あと、各地で素晴らしい名所を見たり、美味しい料理を食べたり、良いホテルに泊まったりもできました。参考までに、思い出せるだけ自分が参加したフィールドトリップがどんなものだったのかも載せておきます。これが全部無料ってやばいですよね。。。ちなみに、以下のフィールドトリップ以外にも、これまでには四川省貴州省などに行ったフィールドトリップもありました。

2018年秋学期

  • 西安/咸陽/宝鶏(6泊7日=プログラム全体のフィールドトリップ)
  • 杭州/义乌/宁波/温州(5泊6日)
    • 訪問先
      • 2016年G20杭州サミットの会場
      • アリババ
      • 霊隠寺という約1700年の歴史を持つ有名な寺(特別に?寺の内側に泊まらせてもらって、朝のお祈りにも参加)
      • ロボットを駆使した先進的な物流拠点
      • 4Dアミューズメント施設を運営する会社(この会社の若手起業家と座談会をして、4Dアミューズメントマシーンを体験)
      • 宁波のランドポート
      • 义乌国際市場
      • 义乌アーバンプランニング・エキシビションセンター
      • 有名なシルク製品の会社とそのシルク文化博物館(綺麗なシルクのスカーフをみんなにくれた)
      • 世界的ストロー企業とそのストロー博物館
      • 社会福祉地域センター
      • 温州商学院(講義+現地学生との交流)

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フィールドトリップで行ったG20杭州サミット会場

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フィールドトリップで行ったロボット物流拠点
  • 杭州/乌镇(2泊3日)
    • 訪問先
      • 先進ロボット技術エキスポセンター(様々な先進的なロボットを見学)
      • イノベーションパーク(確かアリババとかも出資して作った、スタートアップとかを集めたり輩出しようとしてる地区)
      • 先進技術を使った農業企業
      • 世界インターネットカンファレンスが開催される国際会議場
      • 乌镇の水郷の古い街並み
  • 広州/深圳(2泊3日)
    • 訪問先
      • 中国アフリカ間貿易/Eコマース企業
      • 広州のアフリカ人コミュニティとアフリカ関連のドキュメンタリーを作った人
      • 広州の旧租界地
      • 広州タワー
      • 暨南大学(Jinan University)
      • 深圳中心部の公園

2019年春学期

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フィールドトリップで行った敦煌
  • 大同(3泊4日)
    • 訪問先
      • 大同政府?の人との会談
      • 農村部の「トイレ革命」と開発状況
      • 懸空寺(断崖絶壁に建てられたすごい寺)
      • 雲崗石窟
      • 歴史博物館
      • 大同の新たに開発された公園
      • 大同の城壁
  • 上海(1泊2日)
    • 訪問先
      • New Development Bank(BRICS Bankとも言われる新開発銀行で、総裁と会談)
      • 豫園
      • バンド
  • 北京(1泊2日)
    • 訪問先
      • 北京郊外の農村(農村の開発状況や生活などを視察)
      • 万里の長城
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • AIIB
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • 京東(アリババと争っている超巨大Eコマース企業)
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • 地図情報とか扱っている企業(=Nav Info)
  • 北京(1日)
    • 訪問先
      • Great Canal Museum(北京から杭州までつながる巨大運河に関する博物館)

ゲストスピーカー講演

Yenching Academyや北京大学にいると、1年間通じて授業内外でかなり多様なゲストスピーカーの話を聞く機会がありました。色々な面白い人の話が聞けて勉強になったし、楽しかったです。いっぱいありすぎて覚えていないものばかりですが、思い出せるものだけ列挙してみます。

各種イベント

Yenching Academyや北京大学、北京には様々なイベントが溢れていました。常に色々なイベントなどの情報が入っていくるので、どれに参加するかを決める取捨選択と自分の時間の確保がとても大変でした笑。特にYenching Academyの学生は、積極的に様々なイベントを企画する人が多く、自分も日本関連のイベント(新年会とかお花見)や日中交流会的な集まりを開いていました。あと、Yenching Academyの非常に重要な公式イベントとしてYenching Global SymposiumとYenching Social Innovation Forumというものがありました。どちらも世界中から集まった非常に競争的な応募者の中から選ばれた人だけを北京に無料で招聘して数日間行われるイベントです。参加者はみんな中国に何らかの形で接点がある人たちばかりで、とても勉強になるとともに面白かったです。以下に覚えているものだけ少し挙げておきます。

その他

他にも色々な出来事があって、色々な経験をしたのですが、有りすぎて書き切れないし、覚えてないものもあるから、とりあえず思いついたものを書いておきます。色々な機会があるんだなーっていう参考にはなると思います笑。

  • リーダーシップ・ワークショップ(デザイン思考と社会課題に対する解決策の模索・立案・提案を学ぶ7週間のワークショップ)
  • プリンストン大学の米中関係シンポジウムでアメリカ訪問(5日間)
  • 南京への研究訪問
  • 北京郊外の村への旅行 
  • 桂林・深圳への旅行
  • 東南アジア旅行
  • テレビ出演
  • Yenching Academy新年の挨拶のビデオ出演
  • 研究/取材記事の執筆(メディアでの出版はまだ成功せず)
  • 日英中の翻訳手伝い
  • 安倍晋三首相の北京大学訪問(会ってはないです)
  • キッシンジャー北京大学訪問(会ってはないです)
  • Yenching Academyのイベントでダンスパフォーマンス
  • などなど...

まとめ

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Yenching Academy第4期生

このように書き出してみると、1年間で本当に色々なことが経験できました。どれもすごく良い経験になったし、多くのことを学べたので、自分にとってYenching Academyは最高の場所でした。ただ、その色々あった中でも一番良かったのは、間違いなくYenching Academyにいる「人」でした。特に、1年間全てを共にしてきたクラスメイトは良き仲間であり、良きライバルでもあります。学業の面で優秀なだけではなく、様々なことに挑戦している面白い人たちがいっぱいいました。みんな「すごい」組織と関わっていたり、「すごい」ことをしていたり、「自分にとって新鮮なこと」に挑戦していたりして、すごく刺激を受けたし、考え方や見える世界も広がりました。色々な刺激をくれて尊敬させられる仲間に囲まれていることはすごく幸せなことでした。また、Yenching Academyにはみんなが常に色々な形で交流や協力をしているコミュニティがあったことも良かったです。もちろん、何かしら問題があったこともあるし、まだまだ改善されるべき所が沢山あるプログラムではあります。ただ、自分がした数多くの有意義な経験を考えると、それでももっと色々な人たちに自信を持ってオススメできるプログラムです。日本人には非常に重要なプログラムだし、特に、中国やアジア・世界に興味がある/もっと色々なことに挑戦してみたい人達にはすごくオススメです!

最後に、自分が良かったなーと思ったことについて軽くまとめておきます。

  • 中国については内側から色々なことが学べた
    • 中国は色々な意味で非常に多様な国です。すごく先進的な面もあれば、まだまだ遅れている面があったり、すごい富裕層もいれば、すごい貧困層もいたり、同じ国の中でもすごく多様な民族・文化・言語・地理があったりと、「中国」という国を理解するのは容易ではありません。中国に対する議論や評価もとても多様で、いつどこで誰と何を話すか次第で、結構違ったものになることがあります。自分はこれまでも日本やアメリカという「外側」で中国について学んだことがあったので、今回、中国の「内側」からも学べたことは非常に良かったです。ちなみに、中国について学ぶことにはジレンマがあると感じています。どういうことかというと、中国を学ぶのに外側から学ぶのは、結構外側での議論や認識が中国の現実と乖離することもあったりして難しいです。一方で、内側から学ぶのも結局様々な情報は不透明で言論の自由も不完全なので難しいです。ただ、それでも中国の内側で実際に自分で様々なものを見たり、中国人と議論することは、中国をより理解しようとする上ではとても重要です。そういった意味で、自分も中国で内側から学ぶことで様々な発見や学びがあったのでとても良かったです。
  • 中国だけではなく世界中のことも学べた
    • Yenching Academyは「China Studies=中国学」を専攻するプログラムなので、もちろん中国に関することは色々勉強しました。一方で、クラスメイトは40カ国以上から来ているので、常に中国や日本、世界中の他の国について考えさせられると共に、学ぶことができました。授業や生活、遊びなど、様々な場面で自分たちの共通点や違う点に気づかされて、世界や国際的な環境での立ち振る舞い方などもより理解できました。こんなに国際的な環境はなかなかないと思うので、とても良い経験になりました。
  • 非常に優秀かつ「面白い」仲間たちに出会えた
    • 既に上にも書きましたが、Yenching Academyには様々なことに挑戦しているとても面白い人たちがいっぱいいました。いつも新たな気付きや刺激をくれて、尊敬できる仲間を持つことができたのは、何よりも財産になりました。
  • Yenchingというとても良いコミュニティに入れた
    • 上のものに少し被りますが、Yenching Academyにはいわゆる「フーチャー・グローバル・リーダー」になることが期待されている優秀な人たちが集まるので、そのような人たちと仲間として強い関係を持っていることは、将来的に様々な場面でお互いに有益になってくると思います。日本では「コネ」というと、どちらかというと消極的なイメージがあるかもしれませんが、実際は国際的な環境など様々な場面で、誰かとの「コネ=つながり・関係」が非常に重要です。自分はこれからも様々なことに挑戦していきたいと思っているので、Yenching Academyというコミュニティに入れたことはとても良かったです。また、中国に関わることをしていきたいと思っているので、中国にかなり通じた国際的なコミュニティであるYenchingはとても重要です。
  • かなり恵まれた環境を享受できた
    • Yenching Academyはエリートプログラムとされるだけあって、自分たちYenching Scholarはかなり好待遇を享受することができました。例えば、全額奨学金なので海外で修士を取るのに全くお金がいらないし、中国各地を様々なフィールドトリップで学ばせてもらえたし、忙しすぎない環境で様々なことを経験できたりしました。また、1年目に卒業に必要な単位を全て修了した後も、希望すれば奨学金を継続的にもらいながら「ある意味全てが自由時間の中国2年目」という選択肢があることも、すごく貴重です。つまり、2年目は修士論文を書き終えなきゃいけないだけという中で、生活費や住居、中国ビザ、学術関連費・語学学習費(選考通れば)などがもらえます。なので、学生が自由に語学を勉強したり、研究したり、インターンをしたり、何かしらプロジェクトをしたりできます。こんな環境はかなり恵まれているし、有効活用しなきゃいけないなと思っています。
  • 自分の道/興味分野がよりはっきりした
    • Yenching Academyに行く前は、興味のあるものが多すぎたりして進路についてあまり見えていなかったですが、向こうで多くのことを経験して学ぶ内に、自分がしたいことがよりはっきりしてきました。これは、自分がこれから社会に出て行く上でとても重要なことなので、本当に良かったと思っています。 

すごく長くなりましたが、Yenching Academyでの経験がどのようなものになるか、なんとなくわかってもらえましたかね?もし面白そうだなーと思ったら、ぜひ挑戦してみてください!すごく面白いですよ!

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すごくキレイな北京大学キャンパス内

 

 

Japan’s Transition to New Imperial Era Brings New Sino-Japanese Relations 〜From ‘Heisei’ to ‘Reiwa’〜

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Photo credit: AFP

As Japan is seeing a historic shift in its monarchy, Japan and China are also trying to shift their relations from “competition to cooperation.”

On April 30th and May 1st, Japan will hold an extraordinary important event. The current Japanese Emperor Akihito will abdicate and the Crown Prince Naruhito will enthrone. Japan is believed to have 125 Emperors over 2680 years before new Emperor so that transition of Emperor itself is not abnormal. However, given that the Emperor has lifetime tenure, abdication is exceptional; this time, the current Emperor decided to step down by his own will and new Emperor will come when the previous Emperor is alive, which is the first time in 202 years. Transition of Emperor also means the transition into new imperial era because Japan adopts different era names for different Emperors. Present time is ‘Heisei’ era and new time starting from May 1st 2019 will be ‘Reiwa’ era.

As Heisei (平成) means “realization of peace”, Heisei era, which lasted about 30 years from January 8th 1989 to April 30th 2019, was marked with the absence of war for Japan. Japan did not directly engage in any conflicts or wars; this was only in Heisei era after the modernization of Japan following the Meiji Restoration. The Emperor Akihito was also active in promoting peaceful relations with other countries. For example, the Emperor made a Japanese Emperor’s very first visit to China in 1992 as a part of such efforts.

However, Heisei era actually faced many challenges for Sino-Japanese relations. The very first year of Heisei era was welcomed by the Tiananmen Square Incident which led to the beginning of “ice age” for Sino-Japanese relations. Japan imposed sanctions on China and the incident decisively changed Japanese people’s impression on China. For example, Japanese people used to have much friendlier attitude toward China before 1989, but their negative impression on China dramatically increased after 1989. According to the Japanese Cabinet Office’s survey on Japan’s public opinion about China, 1989 was a turning point when Japanese people’s impression on China got much severer. This can never return to as positive impression as before yet. Then at the beginning of 21st century, Japan and China faced the Yasukuni shrine issue. Junichiro Koizumi who was a Japanese prime minister from 2001 to 2006 visited controversial Yasukuni shrine every year during his term. The Yasukuni shrine commemorates those who died in the wars after the Meiji Restoration, also including “war criminals” from World War II. That is why Japanese prime minister’s visit to the shrine was perceived unacceptable for China and this issue caused strong pushback from China. In 2005, Chinese people who were also irritated with a Japanese history textbook issue and Japan’s initiative to become a permanent member of the United Nations Security Council exploded their anger through anti-Japanese protests across China. Finally, Sino-Japanese relations reached the worst point since the end of World War II after confrontations over Senkaku/Diaoyu islands territorial issue. In 2010, Japan detained Chinese fishermen who “illegally” intruded into Japanese territorial water near the islands and made their boat collide with the patrol boats of Japan Coast Guard. This already made the tension between Japan and China very high. Then in September 2012, Japanese government decided to “nationalize” the islands after the case of Chinese activists’ landing on the islands in August, which led to complete destruction of the Sino-Japanese relations. Massive anti-Japanese protests took place in reportedly more than 80 cities in China, which also strengthened Japanese people’s anti-Chinese sentiment.

In this severest situation, the current Japanese prime minister Shinzo Abe took an office in December 2012. However, he also visited the Yasukuni shrine in 2013, which made the worst relations even worse. Indeed, it was such a good timing for Abe to visit the shrine and maintain his domestic support from the conservative because Sino-Japanese relations were already too bad. On the other hand, China was important for Japan in terms of politics and economy so that Abe gradually started trying to restore Sino-Japanese relations. Abe stopped visiting the shrine after his visit in 2013 till today. However, Sino-Japanese relations were too bad to be quickly fixed; two nations’ leaders spent years in normalizing the relations through meeting opportunities at international summits such as G20 and Asia Pacific Economic Cooperation (APEC). The relations came to a significant shift in 2018 when Japanese and Chinese prime ministers both made official visits to each country for the first time respectively in 7 and 8 years.

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Photo credit: Asahi Shimbun

Japan and China are since then gradually making progress to improve their relations. Along with Japanese Emperor’s transition, China recently announced that the deputy foreign minister Kong Xuanyou will be a new Chinese ambassador to Japan from May. And most importantly, Chinese president Xi Jinping revealed his plan to visit Japan for the first time in June 2019 for G20 Osaka summit. It is also reported that Abe invited Xi to pay a state visit to Japan in the autumn.

Heisei era is ending with efforts to fix Sino-Japanese relations and Reiwa era is beginning with hope to improve the relations. As Japan and China both have motivation and incentive to improve their relations, trajectory of Sino-Japanese relations would be relatively positive at least in short-term. However, Reiwa era will be a critical turning point for Japan and China to decide whether they become a real friend or a hostile enemy like a century ago because China is likely to become the most powerful country in the world and more assertively purse to achieve “Chinese Dream” by 100-year anniversary of the foundation of People’s Republic of China in 2049. This would cause more and more tensions and serious risk of conflicts with countries such as Japan and the United States.

Although recent improvement in Sino-Japanese relations is remarkable, unfortunately, it is only on the surface. Japan and China just stopped talking about the deep-rooted issues such as historical and territorial issues which they still face like before. Thus, their relations stay fragile. If Japan and China hope to foster more peaceful and stable relations, it is essential for them to work to solve these issues. However, it is also true that solving these highly political issues is very difficult and time-consuming. Therefore, civilian relations between Japan and China are extremely important. When governments have tensions, it is not desirable to have problems also between civilians. At least civilian relations should be stabilized so that it could work as deterrence for potential future conflicts. Even though Japan and China cannot discuss and solve the deep-rooted issues right away, they can look at good points of each other and accumulate cooperation. What Japan and China need is persistent efforts to achieve bottom-up improvement for more sustainable relations. Whether Reiwa (令和) era will be “beautiful and harmonious time” as translated or not depends on the people in this new era.

バリ島のおすすめビーチと気軽に行ける秘境ペニダ島について

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参照: https://ja.videoblocks.com/video/amazing-view-from-stairs-to-kelingking-beach-in-nusa-penida-indonesia-4k-aerial-view-from-above-sfmjqeb_zje882jit

 

バリ島のおすすめビーチとバリ島から船で気軽に行ける秘境ペニダ島について色々とまとめました!

 

バリ島のおすすめビーチ

 

グリーンボウル・ビーチ (Greenbowl beach)

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参照: https://traveltriangle.com/blog/green-bowl-beach/
  • 何人かのバリ人に聞いてバリで一番キレイだとおすすめされたビーチ
  • Pandawa beachから車で10分くらい
  • 小さい・キレイ・静かな「エメラルドグリーン的な」ビーチ
  • 崖上にある駐車場から階段を10分くらい降りたところにある隠れ家的ビーチ
  • その位置関係からビーチには何もお店がない(駐車場には本当に少しだけ何かある)
  • 泳いだりボーっとするには気持ちいい
  • 高すぎず低すぎず遊ぶにはちょうどいい波の高さ

 

パンダワ・ビーチ (Pandawa beach)

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参照: https://www.videoblocks.com/video/flight-over-of-pandawa-beach-aerial-view-of-beach---bali-indonesia-bnrn1rozgjbjc74hx
  • キレイな青色の水
  • 高すぎず低すぎず遊ぶにはちょうどいい波の高さ
  • ビーチ沿いにパラソルやレストランなどがある
  • 観光客はまあまあいるが多すぎるほどではない
  • ビーチ自体はただ直線状に開けているだけだけど、端っこの方に行くといい感じの岩とかがある

 

グァーグァー・ビーチ (Geger beach)

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参照: https://www.pinterest.com/pin/383650462003202654/
  • 水がとても透明に透き通っていてキレイ
  • 波がとても低く遊びやすい
  • 観光客はそこまでいないので比較的静か
  • ビーチ沿いにパラソルやマッサージ、レストランが数軒ある
  • ビーチ自体はただ直線状に開けているだけなので退屈といえば退屈

 

クタ・ビーチ&セミンヤック・ビーチ (Kuta beach & Suminyak beach) (おすすめではない)

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参照: http://www.bali-indonesia.com/maps/kuta-beach-map.htm
  • バリの繁華街に近い一番?メジャーなビーチ
  • ただただ広く、人が多く、お店が多く、ゴミも多く、水も汚いビーチ
  • 泳ぐのは気持ちよくないけど、波が適度に高くサーフボードレンタルやレッスンが多いのでサーフィンを試してみるにはいいところっぽい
  • 夜にはいい感じのバーレストラン的なのが結構ある 

自分は上のグリーンボウル・ビーチ、パンダワ・ビーチ、グァーグァー・ビーチの三つにはドライバーを雇って1日でまわりました。

何箇所か現地の街中にあるTourist informationに話した感じから、ドライバーを個人的に雇うには10時間500000ルピーぐらいが相場な感じです。人によっては450000ルピーとかで見つけることも可能だと思います。自分は475000ルピーで12時間雇いました。

ただ、自分にとってはバリ島のどのビーチよりも、バリ島の沖合にある秘境ペニダ島(Nusa Penida)のビーチの方が最高でした。

ペニダ島はバリ島のSanurにある船着場からファストボートで40分ぐらいの距離にある島です。バリ島からたった40分で誰でも手軽に行けるにもかかわらず、まだ圧倒的に発展していなく、「秘境のビーチ」的な場所をたくさん楽しめる場所です。

 

バリ島よりおすすめの秘境ペニダ島

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参照: https://www.bemytravelmuse.com/rumah-pohon-nusa-penida/

ペニダ島への行き方

バリ島の街中にあるTourist informationで「Nusa Penidaに行きたい」と伝えれば、どこでもファストボートのチケットを買えるはずです。ペニダ島へのファストボートを運営している会社はいっぱいあり、会社によって値段が変わります。バリ島とペニダ島の往復チケットの値段の幅としては大体250000~400000ルピーぐらいだと思います。基本的には、バリ島とペニダ島の往復ボート、ペニダ島に行く際にはバリ島で滞在しているホテルからバリ島Sanurの船着場へのタクシー送迎と、ペニダ島から戻って来る際にはSanurからバリ島で泊まっているホテルまでのタクシー送迎が含まれているようです。バリ島の大体のホテルには無料で送迎してくれるようですが、あまりSanurから遠いと追加料金を求められることになります。まあ交渉次第です。発着の時間はバリ島からペニダ島とペニダ島からバリ島、ともに朝・昼・夕方の1日3便の会社が多いです。また、格安の公共フェリー的なのもあるようですが、1日に1便しかなく、なおかつ2~3時間?かかるようなので、観光客的にはあまり使い勝手は良くないですね。

 

ペニダ島内の交通

ペニダ島内には公共交通は全くないので、ペニダ島をまわる手段としては、1) ツアーで行く、2) 個人的にドライバーを雇う、3) レンタルバイクを借りる、の三つに絞られます。自分は街中の通りすがりのおばあちゃんからレンタルバイクを借りて、自分で島内をまわりました。自分で好きな場所を好きなようにまわって、好きなだけ滞在できるので最高でした。費用もレンタルバイクで自分でまわる方が圧倒的に安いです。自分の場合は1日半110000ルピーで借りました。1日(24時間)だけなら、もっと安く借りられるはずです。ただ、ペニダ島のレンタルバイクの値段はクタなどバリ島の相場からすると少し高いです。また、あまり確かではありませんが、ペニダ島で個人的にドライバーを1日雇うと600000ルピーくらいかかるらしいです。あと、ペニダ島はレンタルバイクでまわるのが一番おすすめですが、道路の状況が最悪に荒れているので、バイクの運転に慣れていなかったり自信がない人は本当に危ないのでやめたほうがいいと思います。これけっこうガチです笑。

ちなみに、ほとんどのファストボートはToyo Pakehエリアに着くっぽいですが、一部のファストボートは島の違う地域にある船着場(おそらく島の右上あたり)に着くっぽいです。

 

ペニダ島のおすすめビーチ

 

ケリンキング・ビーチ= 別名ティラノサウルス・ビーチ (Kelingking beach = T-Rex beach)

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参照: https://www.journeyera.com/kelingking-beach/

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崖下のビーチに降りていく階段。めっちゃ危ないけどめっちゃいい感じ
  • バリ島とペニダ島の中で圧倒的に一番おすすめな秘境・危険・綺麗なビーチ
  • 静か・キレイ・小さいビーチ
  • 砂浜がとても白く柔らかくて気持ちいい
  • ビーチには観光客もあまりいない
  • ビーチには数百メートルはあるであろう超急な崖につくられた超危険な道を降りないとたどり着けない
  • その急さと危険さと長さから、ビーチへの登り降りにはそれぞれ30分以上はかかる
  • ビーチにはお店は何もなく、本当に全てから隔絶されてるから、「隠れた秘境ビーチ感」がすごい
  • いつもかはわからないが、波がめっちゃ高くて本当に危ない。ただその波に打たれたりのまれたりして戯れるのは面白い笑
  • 猿がいることもあって人のものを狙ってるから荷物には要注意
  • インスタ映え」的なすごくいい感じの写真が撮れる笑

 

ブロークン・ビーチ (Broken beach)

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参照: https://www.wanderwithjo.com/broken-beach-pasih-uug/
  • なんて説明していいかわからないけど、とにかく写真みたいな形状ですごくきれいなビーチ
  • ビーチとはいうものの降りることはできない
  • 基本的には上から見て終わりだけど、すごくきれいだからすごくおすすめ。ただ個人的にボートをチャーターしたりとかツアーを組んだりしたら、 Broken beachの入り口の穴の近くに船をとめて、泳いで入ってくることも可能。自分もBroken beachでスノーケリングしてる人を見たけど、めっちゃ気持ち良さそうだった
  • インスタ映え」的なすごくいい感じの写真が撮れる
  • みんな横にあるAngel’s Billabongって方とまとめて観光に行く場所っぽいけどAngel’s Billabongって方は大したことない

 

クリスタル・ベイ (Crystal bay)

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参照: https://scubadiverlife.com/dive-site-crystal-bay-nusa-penida-bali-indonesia/
  • 水が透き通っててとてもきれいなビーチ
  • でも底が岩とかでゴツゴツしてて裸足だと痛い
  • 浅瀬でも魚とかイソギンチャクとかサンゴ的なのが色々いるから、少し砂浜から離れてスノーケリングしたらきれいなはず
  • ダイビングのツアーをしてる人もいる
  • ビーチにはある程度パラソルとかレストランとかスノーケリングのツアーデスクとかがある
  • 人の量はそこまで多くはない

 

その他情報⬇︎

滞在日数

ペニダ島はそこまで大きくないけど、道路状況がかなり悪いからとにかく移動に時間がかかる。だから、ペニダ島内の色々な場所をまわって急がず楽しみたいなら最低でも2泊3日は必要なはず。ペニダ島の横には渡し船で10分くらいで行けるNusa Lenboganもあって、そっちもきれいらしいから、もしNusa Lenboganもまわるならあと1泊は増やせるといい。ただ早朝にバリ島からファストボートでペニダ島に来て、有名どころだけパパッとまわって、夕方のファストボートでバリ島に帰るっていう日帰りも不可能ではない。

 

泊まる場所

特に泊まりたい特定のホテルとか特定のエリアがない場合は、ペニダ島の船着場のすぐ近くにあるホテルが便利。船着場とホテルの間のタクシーを節約できるし、船着場のすぐ近くでバイクを借りるとすぐに行きたいところをまわれるし、帰るときもボートの時間直前まで自分でバイクでまわって帰ってこれる。多くの人はToyo Pakehの船着場を使うことになると思うからその周辺が便利。ある程度ホテルとか、レストランとか、レンタルバイクとかが揃ってる。唯一見た両替屋とATMもこのエリアにあった。

 

お金/両替

島の中で両替できる場所は全然ない。少なくとも自分は両替屋もATMもそれぞれ一軒しか見なかった。だから、バリ島から十分な量の現金を持参するのが無難。

 

その他おすすめ

レストラン

ペニダ島はきれいな海に囲まれた島だから所々にオーシャンビューのめっちゃいい感じのレストランとかカフェがある。

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Broken beachの駐車場横にあったレストラン

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Amok Sunsetレストラン, 行くまでの道のりがけっこう厳しいけどレストランの雰囲気とか建物はすごくキレイ。参照: https://www.tripadvisor.com.sg/ShowUserReviews-g12696636-d14975918-r620406644-Amok_Sunset-Sakti_Nusa_Penida_Bali.html
 崖の上のビューポイント

島のいろいろなところに断崖絶壁の上にあるキレイなビューポイントがある。多くはたどり着くまでの道路がしっかりと舗装がされてなくてかなりきついけど、めちゃくちゃ高い崖の上からきれいな海と島の景色が見える。

例えば、Banah Sunset PointやSaren Cliff Point。

 

Goa Giri Putri Temple (大きい洞窟内にある寺院)

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参照: http://www.bali-indonesia.com/magazine/goa-giri-putri-temple.htm

けっこういい感じらしいけど、自分は行く時間がなかった。

 

アトゥ・ビーチ (Atuh beach)

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参照: https://www.balihaicruises.com/best-things-to-do-in-nusa-penida-island/atuh-beach/

ペニダ島の東の果てにあるビーチ。けっこういい感じらしいけど、自分は行く時間がなかった。

 

スノーケリング・ダイビング

海はとてもキレイに透き通ってるし、マンタとか海亀とかも見られるらしいから、スノーケリングとかダイビングも最高だと思う。自分はできなかったが、少なくともCrystal Bayのビーチ横にスノーケリングとダイビング?の申し込みデスクがあった。おそらく、自分でそこに行って交渉してスノーケリングとかダイビングに行くことも可能?

 

#インドネシア #バリ #ペニダ島 #旅行 #ビーチ #おすすめ